BATTERY/EV蓄電池/充電スタンド

蓄電池とは

太陽光発電でつくった電気を貯めておくことができます。

何度もくりかえし使えて便利

蓄電池とは、一回限りでなく、充電して繰り返し使える電池のこと。一般的に使われる単三乾電池などは一次電池といって、放電のみの使い切りです。これに対して、蓄電池は二次電池と呼ばれ、スマートフォンのバッテリーやEVカーなど、私たちの生活の様々な場面に存在しています。

蓄電池を導入する最大のメリットは、太陽光発電でつくった電気を貯めて必要な時に使えることで、より快適な暮らしを送ることができます。

停電時の備えに! いざという時も安心

蓄電池があれば、停電が起きた時も安心です。例えば、蓄電容量7.2kWhの蓄電池がフル充電の状態であれば、テレビやパソコン、冷蔵庫などの電子機器を約12時間使用し続けることができます。

停電時には、自動切替で電力供給するので、どの配線に電気を流すかは、蓄電池を設置する際にあらかじめ設定しておきます。

蓄電池は特定負荷と全負荷の2タイプ

予算や生活スタイルに合わせて選べます。

1
特定負荷型

停電時に、事前に指定したエリアだけに電気を供給するのが特定負荷型です。一般的には、15~20Aまでの回路が選択でき、これは家庭に設置されているブレーカーの1~2回路分にあたります。冷蔵庫のコンセントやリビングのテレビコンセントなど、必要最低限の電気を停電時に使用できます。

  • 費用がお手頃
  • 停電時に使いすぎる心配がない
  • サイズがコンパクト
  • 商品数が多く比較して選べる
こんなご家庭にオススメ!
  • 導入費を抑えたい
  • 停電時は最低限の電気が使用できれば良い
  • ペットや小さいお子さんがいない
  • 一世帯家族
  • ガス併用のご家庭

2
全負荷型

電気の契約内容にもよりますが、60Aまたは10kVA相当まで全ての部屋で電気の使用ができるタイプ。停電時でも、家全体の照明やコンセントが使えるので、ほぼいつも通りの生活ができます。

  • 200V対応商品が多いため、停電時も
    エアコン・電子レンジ・IH・エコキュートを使用できる
  • 停電時も通常と変わらない生活ができる
  • 商品数が限られているので選びやすい
こんなご家庭にオススメ!
  • 充実した商品、人気商品が欲しい
  • 全館空調を利用している
  • ペットや小さなお子さんがいる
  • 二世帯家族
  • オール電化にしている

蓄電池の電気を自家消費することで、お得で環境にも優しく

ご家庭で消費することで、電気代を抑えることができて経済的。

太陽光発電で作った電気を高額で売電できる「固定価格買取制度(FIT)」は10年間(10kW以上は20年間)です。固定価格買取期間終了後の売電価格は、11円程度。日中の電気代は32円/kW程度なので、売電するより貯めて使った方がずっとお得です。蓄電池があれば期間終了後も、余剰電気をご家庭で消費する分に回すことができるのです。

蓄電池の設置コストは、機種によっても異なりますが一般家庭で導入されることの多い6~8kWh程度の蓄電池の場合、100万円の初期投資費用が必要になります。

深夜電力の活用で節約&環境にも貢献。

蓄電池を導入すると、深夜帯の安い電気を貯めておいて日中に使うことで、差額分の電気代を削減することができます。
また、「深夜に貯めて日中に放電する」ことは、電力需要が高まる日中の電気使用量を抑える「ピークシフト」にもつながります。ピークシフトすることは、二酸化炭素排出料の多い火力発電を減らすことにもつながります。賢く節約しながら、環境やエネルギー問題の解決にも貢献することができます。
なお、蓄電池には充放電を繰り返していくと、使用できる容量が減っていくという特性(サイクル寿命)があります。

充電スタンドとは

電気自動車などを充電するための、地上設置型の充電装置です。

環境に優しく次世代のクルマとして注目されている電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)。ガソリン車にガソリンスタンドでの給油が必要であるように、電気自動車には電気を供給する充電スタンドが必要です。
充電スタンドには、「急速充電器」と「普通充電器」があり、「急速充電器」の場合、20~30分ほどで約80%の充電が可能です。
このような充電設備は、電気自動車を販売しているカーディーラーをはじめ、公共的な施設やコンビニ、スーパーマーケットなどでも多く設置されています。
また、高速道路のサービスエリアや道の駅、宿泊施設など、長距離移動時にも利用できるところが増えています。

❇︎CHAdeMO協議会資料より 2020年5月現在

ガソリンよりも低コスト

ガソリン車よりグンとオトク! 補助金や税金優遇も。

EVの燃料である電気はガソリンよりも安価のため、ランニングコストを抑えられ、家計の節約に。一般的な電気契約の場合と比較すると、ガソリン車より年間約3万6千万円も安く抑えられるという試算もあります
また自治体によって、V2H(ビークル・トゥ・ホーム)タイプの充電設備を購入する場合、補助金支給の制度があるところもあります。さらにEVは、自動車に関する税金の優遇措置を受けることができます。

100km走行した場合のランニングコスト

※1 2020年5月20日時点の経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査の結果」を元にNeVにて試算

※2 2020年5月時点の東京電力スタンダードプランを元にNeVにて試算

1回の充電で200〜600kmも走行可能

日常走行はもちろん、遠出の範囲も広がり、ますます便利に。

技術開発によりEVの航続距離が伸び、現在では多くの車種が1回の充電で200~600kmの走行ができるようになりました。一般的な自動車ユーザーの日常運転は、一日当たり平均30km程度といわれていますので、日常でEVを利用するのにはほとんど問題はありません。途中充電なしで遠出できる範囲も広がり、今後もさらに航続距離は伸びていくでしょう。

※定められた試験条件での値。
使用環境や運転方法に応じて航続可能距離は異なります。

カンタン設置! 自宅でいつでも充電

お出かけ前や夜間に充電でき、充電スポットへ出向く必要もありません。

充電操作は簡単。普通充電用ケーブルは、通常、車両に標準装備されているので、コンセントを家側に設置して、充電コネクタを充電口に接続するだけ。過電流や漏電時にはストップする安全設計です。施設等の充電スポットの利用料より安く、寝ている間に夜間電力を利用すれば、よりお得です。

電気自動車と連携

カンタン設置! 自宅でいつでも充電できます。

電気自動車と組み合わせて、車を走るために必要なエネルギーをほとんど太陽光発電で賄うことが可能な「トライブリッド」と呼ばれるタイプの蓄電池も発売されています。トライブリッドタイプの蓄電池があれば、車がご自宅に停車している時間帯に、貯めておいた電気を送電することが可能です。
蓄電池は、屋内または屋外に設置するスペースが必要になります。